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『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』2話・あらすじ(ネタバレ)

このストーリーは、実際のドラマとは少し異なる部分もありますが、全体の流れはほぼ同じです。ドラマの世界観や雰囲気をもっと深く味わいたい方は、ぜひ動画をご覧になってみてくださいね。

目次

第2話「脱げたウェディングドレス」

――「大丈夫……私なら、うまくやれる」

ウ・ヨンウが心の中でつぶやく。彼女は今、韓国有数の法律事務所「ハンバダ」に勤める弁護士。自閉スペクトラム症を持つ彼女は、日常の中で様々な壁にぶつかりながらも、その驚異的な記憶力と優れた法的センスで数々の難題を解決してきた。

しかし今回の事件は、結婚式でのとんでもないアクシデントから始まった――。

結婚式のドレスがずり落ちた!?

キム・ファヨンの結婚式は、豪華な2億3千万ウォンをかけて行われる予定だった。だが、披露宴の最中に大きなトラブルが起こる。ファヨンのウェディングドレスがずり落ち、彼女の背中に彫られた観音菩薩のタトゥーが全ての招待客の前で露わになってしまったのだ。

この一件で、新郎側の家族は怒り狂い、結婚の破談を決める。ファヨンの父、キム・ジョング会長は「大恥をかいた!」と激怒し、式を挙げたホテルに対して10億ウォンの損害賠償を請求するために、ハンバダ法律事務所に駆け込んできた。

訴訟の準備とハンバダの挑戦

ホテル側は、結婚式費用の全額返済と1000万ウォン分のクーポンを提示して示談を持ちかけてきた。しかし、これでは納得しないキム会長。「テサン法律事務所の言い分と同じだ!」と不満を爆発させる。ライバルのテサンに負けじと、ハン・ソニョン代表は「10億ウォンを取ってみせます」と断言する。

ヨンウ、上司のミョンソク、事務員のジュノ、同僚のスヨンが訴訟の準備に取りかかるが、まずはドレスがずり落ちた原因を突き止めることが必要だ。ジュノとスヨンが新郎新婦になりすまして、結婚式場で潜入捜査を開始することに決まる。ヨンウとミヌは、新郎ジヌクと新婦ファヨンに直接話を聞くことにした。

新郎新婦の秘密――本当の気持ちはどこに?

ファヨンは敬虔なクリスチャンの新郎の祖父に気に入られ、結婚が決まったが、タトゥーを見た祖父が激怒し、結婚を白紙に戻すと言い出した。しかし、ファヨン自身もこの結婚に対して熱い思いがあるわけではなく、新郎ジヌクもまた、彼女に特別な感情を抱いている様子はない。結婚が進んでいるのは、親たちの期待と体裁によるものだった。

話を聞いたヨンウは、一つの疑問を抱く。「本当に新郎を愛しているのか?」とファヨンに尋ねるも、彼女は答えることができなかった。

潜入捜査とヨンウのひらめき

その間、ジュノとスヨンは新郎新婦になりすまして潜入捜査に挑む。ところが、スヨンが途中で体調を崩してしまい、仕方なくヨンウが新婦役を引き継ぐことに。ヨンウがファヨンと同じドレスを試着した姿を見たジュノは、思わず見惚れてしまう。

調査の結果、結婚式当日、ドレスが破れてしまい、急遽別のドレスに差し替えたことでサイズが合わなくなっていたことが判明する。ホテル側の過失が明らかとなり、訴訟はハンバダ側に有利に進んでいく。

ファヨンの告白と訴訟の結末

しかし、裁判の途中でファヨンは突然「訴訟を取り下げたい」と申し出た。実は、ファヨンには同性の恋人がおり、結婚に迷いを感じていたのだ。結婚式でその恋人の姿を見て動揺したことで、ドレスがずり落ちる結果になったことを告白する。ファヨンは自分の人生を自分で選びたいと強く決意し、訴訟を終わらせた。

ファヨンの父、キム会長は激怒するが、彼女は堂々と「自分が本当に愛する人と一緒にいたい」と告げ、父の元を離れていった。

ハンバダの評価とライバル・テサンの動向

訴訟はファヨンの意思で取り下げられたが、ハンバダの弁護チームは素晴らしい成果を上げ、キム会長もその手腕を高く評価する。これまでライバルのテサン事務所に任せていた案件をすべてハンバダに移すことを決める。テサンの代表テ・スミも、この一連の事件を通じてウ・ヨンウに興味を持ち、今後の展開に影響を及ぼすことになる。

ヨンウとジュノの距離感

ヨンウとジュノの関係も、少しずつ進展を見せる。ヨンウは何度もジュノにクジラの話をしてしまう癖があり、ジュノはそのたびに優しく対応するが、スヨンは「一生それを続けられるの?」とジュノに問いかける。ジュノはヨンウに、「クジラの話は昼休みにしよう」と提案し、ヨンウもそれを快く受け入れる。

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