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ドラマ『夫の家庭を壊すまで』あらすじ最終話まで!ネタバレ

『夫の家庭を壊すまで』—愛と裏切りが交錯する中、主人公・如月みのりが15年にわたる夫の不倫にどのように立ち向かうのか。彼女の復讐劇は、痛快でありながら緊張感に満ちた物語です。松本まりかさんの圧倒的な演技と、予測不能な展開が視聴者を引きつけるこのドラマの魅力をご紹介します。複雑に絡み合う四角関係の行方、そして復讐の果てに待つ未来とは?

目次

あらすじ

主人公・如月みのり(松本まりか)は、学生時代からの純愛を信じて、夫・如月勇大(竹財輝之助)と幸せな家庭を築いていると思っていました。しかし、夫が15年もの間、不倫を続けていたことを知り、絶望の淵に立たされます。離婚だけでは許せないと決意したみのりは、夫とその不倫相手に復讐を誓います。

みのりが復讐のために狙ったのは、不倫相手・三宅理子(野波麻帆)の息子である高校生・三宅渉(野村康太)。彼に接近し、勇大と理子の不貞の証拠を掴もうと計画を進めます。しかし、その過程でみのりは、自身の出生にまつわる驚くべき秘密や、不倫に隠された大きな陰謀に気づきます。さらに、渉に対する罪悪感と、思いもよらない感情に戸惑い始めます。

愛と裏切り、復讐が渦巻くこの物語は、みのりの痛快な復讐劇から始まり、それぞれの登場人物が向き合う新たな未来へとつながっていきます。

「夫の家庭を壊すまで」注目キャスト

本作でテレ東連続ドラマ初主演を務めるのは、迫真の演技で知られる松本まりか。現在、テレビ朝日の「ミス・ターゲット」で結婚詐欺師を演じていますが、今作では夫の不倫に苦しみ、復讐を決意するサレ妻・如月みのりを熱演します。スタイリッシュかつ痛快な演技で、この難役をどう表現するかに注目です。

みのりの夫・如月勇大役には、多彩なジャンルで活躍する俳優竹財輝之助がキャスティングされています。彼は日本テレビの「街並み照らすヤツら」やTBSの「トリリオンゲーム」など、多数の作品で安定した演技力を発揮しており、今回も視聴者の期待を裏切らない演技を見せてくれることでしょう。複雑な感情を持つキャラクターをどのように演じるのか、注目が集まります。

また、勇大の愛人・三宅理子役には、実力派女優野波麻帆が登場。フジテレビの「おいハンサム!!」や舞台「『GOOD』-善き人-」などで活躍し、その演技力には定評があります。シングルマザーでありながら、長年にわたって不倫関係を続ける理子の複雑な内面を、どのように表現するのかが大きな見どころです。

さらに、理子の息子・三宅渉役には、若手俳優野村康太が抜擢されました。FODの「パーフェクトプロポーズ」で主演を務めるなど、今後のブレイクが期待される彼が、みのりに好意を寄せる高校生という難しい役柄をどう演じるのかも注目です。

実力派と若手が織り成す、緊張感あふれる演技が視聴者を引き込み、物語に厚みを与えます。キャスト陣がどのように物語を彩り、ドラマを盛り上げるのか、ぜひご期待ください。

キャスト紹介

ドラマ『夫の家庭を壊すまで』は、強烈なテーマと複雑な人間関係を背景に、各キャラクターが圧倒的な演技で表現されています。登場人物たちはそれぞれ、物語に深みを加え、視聴者の心を揺さぶります。ここでは、キャスト陣が演じるキャラクターを紹介します。

  • 松本まりか/如月みのり役
    主人公で専業主婦。夫の長年の不倫を知り、復讐を決意する。
  • 竹財輝之助/如月勇大役
    みのりの夫で、15年にわたって不倫を続けている会社員。
  • 野波麻帆/三宅理子役
    勇大の高校時代の同級生で、シングルマザー。不倫関係を続けている。
  • 野村康太/三宅渉役
    理子の息子で高校生。みのりに好意を寄せる。
  • 太田莉菜/堀紗良役
    みのりの親友で弁護士。みのりの離婚を陰ながらサポートする。
  • 田中美久/武藤花音役
    渉と同じ塾に通う女子高生。渉に思いを寄せ、みのりに嫉妬する。
  • 太田将熙/楠木一郎役
    勇大の会社の後輩。勇大を尊敬し、サポートする。
  • 中島百依子(ダウ90000)/松崎和歌子役
    勇大が勤務する会社の新入社員。自由奔放な発言で勇大を戸惑わせる
  • 麻生祐未/如月裕美役
    勇大の母。みのりをサポートし、優しい義母としてふるまう。

ストーリー ネタバレ

第1話 夫にはもう一つ家庭がありました。

みのり(松本まりか)は、高校時代から付き合っていた勇大(竹財輝之助)と結婚し、息子の翼(湯本晴)と一緒に平和で幸せな毎日を送っていた。二人の出会いは、みのりがなくしたブレスレットを勇大が偶然見つけてくれたことがきっかけだ。それ以来10年の交際を経て結婚し、子どもが生まれても、愛情は変わらず、穏やかな家庭が続いていた。

しかし、ある日、ふとした出来事がみのりの心に影を落とす。勇大のスマホに「W.M」という名前から「待ち合わせは大丈夫?」というメールが届いたのだ。その一通のメッセージに、みのりは胸騒ぎを覚えた。

「勇大……浮気してるの?」

もしかしたら……そんな不安が頭をよぎったみのりは、高校時代の友人であり、今は弁護士をしている紗良(太田莉菜)に相談する。紗良は冷静に聞いてくれたものの、みのりの不安は消えなかった。勇大が浮気をしているのではないかという疑念が、心の中でどんどん膨らんでいく。


尾行、そして見た光景

「確かめるしかない……!」

みのりは意を決して、勇大を尾行することにした。勇大のスマホにあった待ち合わせ場所に向かうため、息子の翼は義母の裕美(麻生祐未)に預けた。そして、待ち合わせ場所に辿り着いたみのりが目にしたのは――勇大が、高校生くらいの男子と一緒にネックレスを選んでいる姿だった。

「え……?」

その光景に驚いたものの、二人のやり取りはまるで親子のように見えた。みのりは一瞬戸惑ったが、どうしてもその関係が気になり、さらに追いかけることに決める。


真相を追うみのり

数日後、みのりは再び勇大を尾行した。今度は、勇大がレストランでその高校生と、さらに女性と一緒に食事をしている場面を目撃する。彼らは、その女性の誕生日を祝っていた。

「この女性は誰……?」

疑惑がさらに深まったみのりは、後日、勇大が美容院に行くときも尾行を続けた。そこで衝撃の事実が明らかになる。なんと、その美容院で勇大の担当をしていたのは、レストランで一緒にいた女性だったのだ。


浮気確信と復讐心

これでもう間違いない。勇大は不倫をしている――そう確信したみのりは、その女性とのツーショット写真を隠し撮りし、紗良に見せた。

「この女、どこかで見たことがある……」

紗良のその言葉に、みのりは高校の卒業アルバムを引っ張り出した。アルバムをめくっていくと、彼女の名前が――理子(野波麻帆)だ。そしてさらに、驚くべきことに、勇大のスマホのパスコードが理子の誕生日であることを知ったみのりは、愕然とする。

「……許せない!」

怒りで震えるみのりは、ついに勇大の写真にフォークを突き刺し、復讐を誓う。


復讐計画の始まり

みのりは、理子には渉(野村康太)という息子がいることを突き止めた。そして、その息子が通っている学習塾にチューターとして潜り込むことを決意する。復讐の準備は着々と進んでいた。

「これで、絶対に後悔させてやる……」

みのりは決意を固め、理子への復讐劇が幕を開けようとしていた。

第2話 戦慄!夫の不倫を裁くハサミ

渉(野村康太)が通う塾でチューターとして働き始めたみのり(松本まりか)は、偶然にも彼の担当になった。これを機に、みのりは渉と話す機会を増やし、彼に少しずつ近づいていく。しかし、みのりの心には一つの疑いがあった。

「渉って、もしかして勇大(竹財輝之助)の子供なんじゃない?」

夫である勇大が隠していることがあるのではないか……みのりはそんな疑念に悩んでいた。息子の翼(湯本晴)を義母の裕美(麻生祐未)に預け、勇大から外で働く許可を得たのも、すべては真実を探るためだった。


ゲームで心の距離を縮める

みのりは、渉が夢中になっているゲームに自分も興味があるふりをして、少しずつ彼との距離を縮めていく。渉は意外にも心を開き始め、母親の理子(野波麻帆)のことも話すようになった。

「お母さん、仕事で忙しいけど、いつも俺のことを大事にしてくれるんだ」

その言葉を聞きながら、みのりは何かが引っかかっていた。勇大が頻繁に外出している理由も、渉との関係に関係しているのではないかと。


勇大の裏の顔

その頃、勇大は理子の家で食事をしていた。

「嫁の料理は手が込んでるけど、毎日食べたいとは思わないんだよな」

そして、ため息混じりに言い放つ。

「あいつ(みのり)は鈍いから、何も気づいてない」

そんなことを言いながら、勇大は平然と浮気を続けていた。みのりが心のどこかで薄々感じていた不安が、現実のものとして形を帯び始めていた。


渉とのオンライン対戦、そして父親の正体

ある日、渉がテストで高得点を取ったご褒美に、みのりとオンラインゲームで対戦することに。ゲーム中、渉に突然勇大から電話がかかってくる。

「お父さん?」とみのりが尋ねると、渉は少し照れながら答えた。

「いや、父親代わりみたいな人なんだ。母親の恋人で、小さい頃から面倒を見てくれてる」

その答えを聞いて、みのりの心の中で何かが確信に変わった。勇大が関係しているのは間違いない。そして、みのりは軽く問いかけた。

「じゃあ、なんでその人、お母さんと結婚しないのかな?」

その瞬間、塾からの連絡が入る。「理子さんが倒れました」という知らせに、みのりは驚きながらもすぐに病院へ向かうことを決意した。


病院での決定的瞬間

病院に駆けつけると、みのりが目撃したのは、勇大が慌てて理子に駆け寄る姿だった。やはり――彼女の直感は正しかった。

その夜、みのりは家で「私、全部知ってるんだから」と勇大にハサミを向け、怒りをぶつけたくなる衝動に駆られる。「嘘つき!」――胸にハサミを突き刺す幻想が頭をよぎるが、それはあくまでみのりの想像の中の出来事だった。現実では、ただ涙を堪えるしかなかった。


渉の驚きの告白

数日後、渉はふとこう言った。

「みのりさんみたいな人になりたいんだ」

驚くみのりに、さらに続けて話す。

「俺、みのりさんの母校に進学したいんです」

その時、みのりは結婚を機に前職であった大学職員を辞めていたことを明かす。彼女は渉が自分に好意を抱いていることに気づいていたが、渉の次の言葉に思わず息をのんだ。

「俺、お兄ちゃんになるんですよ」

その一言で、みのりの疑惑がさらに深まった――「お兄ちゃんになる?」それは、みのりの胸に新たな波紋を広げる言葉だった。

第3話 サレ妻vs愛人!美容室で乱れ髪バトル!?恐怖の直接対決!

最近、みのり(松本まりか)は食欲がなく、なんだか体調がすぐれない。そんな彼女に、義母の裕美(麻生祐未)が「妊娠してるんじゃないの?」と冗談半分に言ってきた。

「妊娠しているのは私じゃない……理子(野波麻帆)だよ」

そう心の中でつぶやいたみのり。勇大(竹財輝之助)の裏切りを知っているのに、それを言い出せない自分に苛立ちながらも、ただ黙っていた。


渉の来訪と驚くべき事実

みのりが塾を休んで家にいると、生徒の渉(野村康太)が突然訪ねてきた。心配してくれているらしい。渉は思いがけない事実を口にした。

「勇大さん、理子さんのこと本当に大事にしてるんだよ。もうすぐ生まれる赤ちゃん、すごく楽しみにしてるって」

「……何それ?」

まさか、勇大がそこまで……。みのりは衝撃を受け、心臓が痛いほどドキドキした。勇大は理子と一緒になる気でいる。それを知ったみのりの胸の中に、さらに深い怒りが広がっていく。


美容院での対決

その後、みのりは意を決して勇大に「髪を切りたいの」と言い、美容院に行くことを伝えた。向かった先は、理子が働く美容院だ。理子はみのりの顔を見るなり明らかに動揺していた。

「最近、夫がブレスレットを買ってくれたんですよ」
みのりは意図的にそう言いながら微笑んだ。
「つわり、大変ですよね?」

理子の顔から血の気が引いた。みのりはさらに畳みかける。

「支えてくれる人がいるなら、一緒になったらどうですか?」

理子は何も言えず、みのりの鋭い視線にただ焦るばかりだった。


花音との対立

みのりは次第に、理子だけではなく渉まで手中に収めたいという気持ちが芽生えていた。そんな時、生徒の花音(田中美久)に言われる。

「先生、渉を狙ってるんじゃない?」

花音も渉に気があるらしく、みのりに対抗心を燃やしていた。みのりは冷静さを保ちながら、心の中で渉への計画を静かに進めることを決意した。


理子の不安とみのりの狡猾な行動

一方、理子は最近の渉の様子がおかしいことに気づき、彼のパソコンを覗き見る。そこで、「K.M」という人物と明日会う約束をしていることを知り、不安が募る。そんな中、みのりは渉に抱かれながらも、勇大の不倫を知らないふりをし続けていた。


レストランでのデートと急展開

翌日、みのりと渉はレストランで密かにデートをしていた。渉が飲み物を飲んだ後、みのりは彼の口元についた泡を手で優しく拭う。穏やかな空気が流れる中、みのりは優越感に浸っていた。

しかし、その一方で、理子はタクシーでレストランへ急いで向かっていた――。理子がどんな思いでみのりを追っているのか、みのりはまだ知らない。


これで物語の流れがよりシンプルでわかりやすくなり、キャラクターの感情の動きや展開が自然に進むようにしました。全体的に読みやすく、ストーリーがスムーズに進むように工夫しています。

第4話 不倫相手に逆襲!?誘う大人の世界…

「毎日、ママが泣いてるんだよ」

息子の翼(湯本晴)からそんな言葉を聞いた瞬間、勇大(竹財輝之助)は衝撃を受けました。自分の行動がみのり(松本まりか)にどれだけの苦しみを与えていたか、これまで気づきもしなかったのです。


みのりと渉のデート

一方その頃、みのりは生徒の渉(野村康太)とレストランでデートをしていました。渉は母親である理子(野波麻帆)の恋人が既に家庭を持っていることを知っていて、そのことが頭に引っかかっている様子でした。

「先生、不倫ってそんなに悪いことなんですか?」

みのりは、渉の真剣な顔を見ながら、はっきりと言います。

「私は、不倫を肯定する人は嫌い」

その言葉に、渉は驚きます。みのりの態度はいつも優しいだけではない、しっかりとした強い信念を持っていることが分かってきました。


みのりの過去

デートの途中、みのりは自分の過去について語り始めました。彼女は母1人子1人で育ち、母親も幼い頃に亡くしてしまったこと。さらに、母親のお葬式で、自分が不倫の末に生まれた子供だという衝撃の事実を知ったのです。

「だからこそ、私は誰よりも不倫が許せない」

みのりの声には、強い憎しみが込められていました。渉は彼女の話に黙って耳を傾け、何も言えませんでした。


衝撃の告白

感情が高ぶったみのりは、ついに渉に衝撃的な告白をしてしまいます。

「私の夫は勇大。そして、私はあなたに近づいたのも、理由があるの」

渉は驚きの表情を浮かべ、何も言えません。彼の目の前で見ていたみのりは、ただの優しい先生ではなく、深い葛藤を抱えた女性だったのです。


理子の疑念とみのりの決意

一方、理子はみのりが自分の不倫に気づいているのではないかと疑い始めていました。特に、渉とみのりが会っていることに不安を覚え、彼らの関係を勘ぐるようになります。

その頃、みのりは決意を固めていました。塾を辞め、もう渉とは二度と会わないことを決めたのです。


裕美との葛藤

みのりは、いつも優しくしてくれる義母の裕美(麻生祐未)に、勇大の不倫を打ち明けるかどうか悩んでいました。裕美は最近、みのりの祖父の体調を心配している様子で、その優しさに胸を打たれるみのり。だが、そんな義母に真実を告げることができるのか、みのりの心は揺れ動きます。


勇大の謝罪と渉の沈黙

夜、勇大が「大事な話がある」と言って帰宅しました。みのりはついに不倫を告白するつもりかと思っていましたが、彼が話したのは仕事の悩みについてでした。勇大は仕事のストレスが原因で、みのりに寄り添えなかったことを謝罪しました。

みのりはその時、渉が勇大に真実を話していないことに気づきます。渉は、みのりを守るために沈黙を貫いていたのです。


3人が鉢合わせ

みのりは、渉が自分の味方になってくれるかもしれない、そんな希望を抱き始めました。そして、渉がみのりに会いに来たその時、偶然にも勇大が帰宅します。

ついに、みのり、渉、勇大の3人が鉢合わせることになったのです――。

第5話 17年越しの仕組まれた不倫!?

「友達の息子なんだ」

勇大(竹財輝之助)は、渉(野村康太)をみのり(松本まりか)にそう紹介しました。その後、男同士の話があると言って渉を連れ出した勇大は、彼を責めます。

「勝手にここに来てどうするんだ?みのりにバレたらまずいだろ」

勇大は、みのりに自分たちの関係がバレないよう、渉に秘密を守るよう誓わせました。


渉の告白

その後、渉はみのりに会いたい気持ちを抑えきれず、彼女に会いに行きました。渉は、自分がこれまで不倫を肯定してきたことを反省していると告白します。そして、勇大が「俺が愛しているのはお前の母親だけだ」と言っていたことを、みのりに打ち明けました。

みのりは少し驚きましたが、渉が心を開いて話してくれたことに感謝し、彼の誠実さを感じていました。


勇大の裏の顔

その夜、みのりが帰宅すると、偶然にも勇大が電話で話している内容を耳にしてしまいます。

「いつになったら金が入るんだ?みのりと結婚した意味がないだろう」

その一言を聞いて、みのりは凍りつきました。彼が結婚を金銭目的でしていたことを知り、みのりは深くショックを受けます。


デートの計画と裕美の策略

翌日、勇大はみのりに気づかれないよう、彼女をデートに誘います。「2人で出かけて気分転換しよう」と軽く持ちかけました。そして、義母の裕美(麻生祐未)もそれに協力し、勇大に高級ジュエリーを渡して「これをデートの日にみのりにプレゼントして」と指示しました。


デート当日、突然の知らせ

デート当日、勇大とみのりは、穏やかな時間を過ごしていました。二人は17年間の思い出を語り合い、しばしの間、幸せな気分に浸っていました。しかし、突然みのりの携帯に連絡が入りました。祖父の茂信が急病で病院に運ばれたのです。

みのりは急いで病院に駆けつけ、医者から「癌が転移していて、手の施しようがない」と告げられます。みのりの胸に深い悲しみが広がります。


茂信の告白と驚くべき真実

病室で茂信は、みのりに重大な事実を明かします。

「あのブレスレット……それは、月城グループの会長・進が、お前の母・美幸(紺野まひる)に贈ったものだ」

みのりは驚きました。進が自分の父親であることを、初めて知ったのです。


母の過去と茂信の決意

さらに茂信は、母・美幸が事故で亡くなる前に、進と再会していたことを打ち明けます。しかし、進は冷徹な人物で、すべてを金で解決しようとする男でした。茂信はみのりにその事実を知らせたくなかったのです。

「進は、お前の養育費として莫大な金と株を俺に託していた。それもお前には話さなかったが、今は真実を知る時だ」

みのりは、父親が金で自分を扱おうとしていたことに複雑な思いを抱きながらも、茂信の告白を受け止めます。


勇大の陰謀と新たな発見

この時、みのりはついに気づきました。勇大が自分の父親や財産のことを最初から知っていたのではないか、と。そしてさらに、驚愕の事実が明らかになります。勇大、裕美、そして理子の3人が「如月NewFamily」というグループを作り、みのりの財産を狙っていたのです。

第6話 突然の来訪…あふれる禁断の想い

みのり(松本まりか)は、義母の裕美(麻生祐未)に裏切られていたことを知り、心底絶望していた。すべては、みのりの財産を奪うための策略だったのだ。どれほど心の中で怒りが湧き上がろうとも、みのりは表向きは冷静を装い、裕美といつも通りの関係を保っていた。

けれど、ひとつだけ納得できないことがあった。なぜ裕美や夫の勇大(竹財輝之助)が自分の財産を知っているのだろうか。


裕美の告白――嫉妬と恨み

ある日、裕美が重い口を開いた。

「実は、昔、月城家で家政婦をしていたことがあるのよ。そのとき、若い社員が不倫をしていて……」

裕美は話を続ける。「その不倫相手が……あなたの母親、美幸(紺野まひる)だったの」

みのりは驚いた。母が不倫をしていたとは想像もしていなかった。さらに、裕美が美幸を月城家の夫人になる可能性があると思い、嫉妬と怒りを抱いていたことが明かされた。その言葉を聞き、みのりはようやく裕美が母をずっと恨んでいた理由を理解した。


勇大の過去――二重生活の始まり

裕美の影響は、夫の勇大にも及んでいた。高校時代、裕美は勇大にみのりと付き合うよう強く命じていたのだ。

「でも、理子(野波麻帆)が好きなんだ!」勇大は反抗したが、裕美は冷淡に言い放つ。

「二股をかけなさい。そうすれば、お金の心配をしなくても済むわ」

貧しさから抜け出したかった勇大は、裕美の言葉に従い、みのりと付き合い始めた。そして社会人になった後、再び理子と再会し、二重生活が始まる。勇大はみのりに「感謝している」と伝えはするものの、「愛している」という言葉は決して口にしなかった。


理子の驚きと渉の告白

一方、理子はみのりの旧姓が「久米」であることを知り、驚きを隠せなかった。みのりが塾で渉(野村康太)に接近していたことに、ようやく気づいたのだ。

「俺たちは加害者だよ」渉は理子に向かって冷たく言い放つ。自分たちの行動が、みのりをどれほど傷つけていたのか、ようやく理解したのだ。

渉はそのまま家を飛び出し、みのりの家へと向かう。そして彼女を抱きしめ、涙ながらに言った。

「母さんの代わりに……謝りたいんだ」

理子の代わりに、みのりに謝罪した渉。その姿は、どこか寂しげだった。


祖父・茂信の最期

みのりは長い間、母・美幸が不倫の罰を受けて亡くなったと信じて生きてきた。しかし、今は自分も同じ運命を辿っていると感じ、寝たきりの祖父・茂信にそっと呟いた。

「私も、幸せな結婚はできなかった……」

すると茂信は、弱々しい声で「ごめんな……」と謝り、静かに息を引き取った。


実父・進の登場

茂信の葬儀の日、みのりの実父であり、月城グループの会長である進(石黒賢)が現れた。その姿を見た瞬間、みのりはこれからさらなる波乱が待ち受けていることを予感するのだった。

第7話 反撃開始…夫と義母に制裁を!

茂信の葬儀に、突然現れた月城グループの会長・進(石黒賢)。その瞬間、裕美(麻生祐未)と勇大(竹財輝之助)は顔色を変えた。進の登場は、二人にとって予想外であり、何か不安を感じさせた。

一方、みのり(松本まりか)は冷静に進と向き合い、問いかける。

「母、美幸(紺野まひる)はどうして事故で亡くなったんですか?」

進は一瞬、沈黙したが、ゆっくりと話し始めた。かつて進は美幸に心を奪われ、二人は深い関係にあった。しかし、進の父親に不倫を止められ、関係を断つしかなかったのだ。そして、美幸が亡くなった日、彼女は進に「みのりに父親として会ってほしい」と願っていたという。

だが、進はその願いを拒絶した。悲しみにくれた美幸は、その場を去った直後に事故に遭い、命を落としてしまったのだ。その話を聞き、みのりは涙をこぼす。母は自分のために命を失ったのだ。

「母は私のために……」
みのりは進に向き直り、あるお願いをした。


裕美と勇大の転落

葬儀が終わり、裕美と勇大はいつものようにみのりに優しく接してきた。

「何か困ったことがあれば、いつでも相談に乗るわよ」

だが、その裏で二人は、みのりの財産を手に入れたことにほくそ笑んでいた。これで自分たちは勝ち組だと。

しかし、そんな幸せは長くは続かなかった。勇大の働く会社は、突然月城グループとの取引を中止され、会社内での彼の立場は急速に悪化していった。さらに、その状況を悪化させるかのように、渉(野村康太)が現れた。

渉は会社の会議室で、勇大に向かい冷静に告げた。

「母と別れてください」

その一言は、勇大の人生に大きな打撃を与え、彼の信用は失墜してしまう。裕美と勇大は、葬儀の日から何かがおかしいと気づき始めた。


みのりの復讐と真実の告白

ついに、みのりはすべてを明かす時が来た。彼女は最初からすべてを知っており、進も裕美を憎んでいて、彼女と勇大を追い詰めるために協力してくれていたことを告げる。

「復讐は成功よ」

みのりは長年抱いていた復讐を果たした喜びで、思わず笑いが止まらなかった。

一方、渉もまた、みのりの指示で勇大の会社に乗り込み、彼を追い詰めていた。しかし、渉は涙を浮かべながらこう告げた。

「俺、勇大さんのことが好きだったんだ……」

そして、渉は最後にみのりにこう告げた。

「いつかみのりさんを支えられる男になります。また会ってください」

渉はそう言い残して電話を切った。


勇大との最終決着

勇大が家に帰ってくると、みのりはいつも通りの態度で彼を迎えた。しかし、突然みのりが問いかける。

「あたしの手料理と、理子(野波麻帆)の手料理、どっちが美味しかった?」

その問いに、勇大は震えながら土下座をして謝罪した。しかし、みのりは冷静に離婚届を突きつけたのだった。

第8話 サレ妻…涙の復讐完了

みのり(松本まりか)は、勇大(竹財輝之助)に離婚届を突きつけ、息子の翼と共に家を出た。新たな生活は、ホテルでの簡素なものであったが、みのりには必要な一歩だった。だが、彼女の心はまだ完全には解放されていない。

次にみのりが向かったのは、理子(野波麻帆)の家だった。渉(野村康太)はしばらく家に戻っておらず、理子はそのことを不安に思っていた。みのりが現れると、理子は涙を流しながら謝罪し、「渉を返して!」と叫んだ。

その瞬間、渉が家に帰ってきた。彼は静かに母親に向かって言った。

「僕がみのりさんを好きになったのは、僕自身の選択だ」

その言葉に理子は驚き、しばし沈黙した。続けて渉は、「もし勇大さんと別れるなら、僕は家に戻るよ」と告げた。渉は、勇大が母を幸せにできないと感じていたのだ。


理子との決別と勇大の苦悩

渉の言葉を受けた理子は、ついに勇大に別れを告げる。長い間、彼に愛されていないという現実を受け入れざるを得なかったのだ。勇大もまた、会社での立場を失い、孤独に追い詰められていた。

勇大は最後の希望としてみのりを自宅に呼び出し、再びやり直したいと願いを込めて懇願した。

「許してくれ、もう一度だけチャンスをくれ」

彼は、理子が好きだったことや、裕美(麻生祐未)に頼まれてみのりと付き合い始めたことを正直に告白した。


勇大の後悔とみのりの告白

「でも、結婚して翼が生まれてから、君のことを本当に好きになったんだ」

勇大はそう打ち明けたが、みのりの表情は変わらなかった。彼女は静かに語り始める。

「私は渉を利用して、あなたから全てを奪おうと考えていた。でも、本当はただ、あなたに愛されたかっただけ……」

その言葉に、勇大は深く反省し、みのりを強く抱きしめた。

「これからはいい夫になる、いい父親にもなるよ」

勇大は涙を流しながら誓った。しかし、みのりは彼を突き放す。

「なんで不倫なんかしたの!」

彼女の叫びは、心の奥底にある痛みそのものだった。


新たな生活と渉の未来

みのりはついに、翼と共に新しい場所で暮らすことを決めた。新たな一歩を踏み出す決意を固めたその時、渉が訪れた。

「僕、これからもみのりさんのそばにいたい」と、渉はまっすぐにみのりに伝えた。だが、みのりは優しく微笑みながら首を振った。

「ありがとう。でも、あなたにはあなたの人生があるのよ。自分の人生をしっかり生きて」

そう言って、みのりは渉に別れを告げた。そして、彼女自身もまた、新しい未来に向かって歩み始めたのだった。

第9話 新章へ!今度は私が罰を受ける番

みのり(松本まりか)は、成長した息子の翼と一緒に、親子でくつろげるカフェをオープンした。新たなスタートを切った彼女は、シングルファザーの田口(忍成修吾)とも知り合い、連絡先を交換。次第に、田口との未来を考えるようになっていた。

しかし、思いがけない再会がみのりの心を揺さぶる。かつての教え子である渉(野村康太)が、翼の小学校に教師として赴任してきたのだ。


渉との再会と過去の記憶

翌日、渉はみのりのカフェを訪れた。彼はみのりの母校に進学し、夢だった教員になっていた。久しぶりに会った渉は、まだみのりへの想いが残っていることに気づく。

カフェでの会話中、みのりは偶然、渉の妹の写真を見ることになる。それは、忘れていたはずの過去を思い出させ、みのりの心に動揺が広がる。翼に異母兄妹がいる事実が再び突きつけられたことで、みのりは動揺し、手にしていたグラスを落として割ってしまった。

その瞬間、田口がそっと寄り添い、彼女を優しく支えてくれた。


理子の動向と町への訪問計画

一方、渉の母である理子(野波麻帆)は、息子に会いに行くために、娘の麗香と一緒に町を訪れる計画を立てていた。町の情報を調べていた彼女は、偶然、みのりが関わっていることを示すホームページを発見する。


田口の告白とみのりの揺れる心

その後、田口はカフェで渉の目の前でみのりをデートに誘った。みのりは笑顔でそれを受け入れ、渉には「もうここには来ないでほしい」と釘を刺す。

デート中、田口は前妻との離婚について語り始めた。「価値観の違いで別れたんだ」と、彼は淡々と話す。それを聞いたみのりは、自分が田口にふさわしいのかと悩み、過去の結婚生活と離婚の理由を正直に話す。また、渉との関係についても「ただの塾のチューターと生徒だった」と冷静に説明した。

すべてを聞いた田口は、みのりに真剣な気持ちを伝える。

「僕は、みのりさんが好きです。結婚も視野に入れて、付き合ってほしい」

その告白に、みのりは考える時間が欲しいと伝えたが、心の中では彼の真剣さに惹かれ始めていた。彼女はお客さんとの会話の中で、「ありがたい話」とその告白に対する前向きな気持ちを表現していた。


理子の到来とみのりの衝撃

数日後、理子はついに渉に会うため町へやってきた。彼女はみのりのカフェを訪れ、二人が再び繋がっていることを確信した。その姿を見たみのりは、全身の力が抜け、膝が崩れ落ちてしまった。

第10話 雨の密会…あふれる恋情

渉(野村康太)は母親の理子(野波麻帆)に、みのり(松本まりか)と同じ町にいるのはただの偶然だと説明する。しかし、理子は感情を抑えきれず、「あの女の名前は口にしないで!」と叫び声を上げた。

渉はその姿を見て、これ以上理子と一緒にいられないと感じた。彼女は過保護すぎて、渉の生活全般にまで干渉してくる。ついに彼は決断する。親子の縁を切り、新たな生活を始めると。

「もう母さんとは一緒にいられない」

渉はそう言い残し、町を出て新しい生活を始める決意を固めた。


渉の告白とみのりの揺れ

渉はみのりに会い、彼女を抱きしめながら切実な思いを伝えた。

「一度だけでいい、俺とちゃんと向き合ってほしい」

そう言いながら、渉はみのりに水族館のチケットを渡した。しかし、みのりはそのチケットを返す。

「私はもう渉とは関わらない方がいい」

それでも、渉はみのりに真剣に告白する。

「みのりさん、俺はあなたが好きです」

渉の強い気持ちに揺さぶられるみのり。二人は熱いキスを交わしたが、その瞬間、みのりの携帯が鳴り響く。田口(忍成修吾)からの電話だった。彼は翼が「お母さんが傘を持っていない」と心配していることを伝えた。

みのりはその言葉で現実に戻る。

「私、何をしてるの……」

そう呟き、渉に別れを告げてその場を去った。しかし、心の中では涙が溢れ出し、どうしても止まらなかった。


翼の決意と田口の告白

後日、田口はみのりに言った。

「渉が君を抱きしめているところを見たんだ」

さらに、翼も渉とみのりの関係に気づいていた。渉に詰め寄り、彼はまっすぐに言葉を放つ。

「お母さんを苦しませないで!」

翼は、母を守るために渉に宣戦布告をしたのだ。


みのりの決断と田口の優しさ

みのりは田口にすべての事情を話した。そして、渉とは恋人関係にはならないと宣言する。しかし、田口はみのりの心の中にまだ渉への未練が残っていることを見抜いていた。

「幸せになってほしい」

田口はそう言い、みのりの肩に優しく手を置いて見守った。


不審な手紙と勇大の登場

ある日、みのりの元に不審な手紙が届く。誰が送ったのか見当がつかない。みのりはその手紙を見つめながら混乱していた。そんな時、カフェに現れたのは、なんと勇大(竹財輝之助)だった……!

第11話 疑心暗鬼の連鎖…怪文書の犯人は

みのり(松本まりか)の前に現れたのは、彼女の元夫である勇大(竹財輝之助)だった。みのりは、最近自宅に届いた不審な手紙を勇大に見せた。手紙を見た勇大は驚き、すぐに否定する。

「俺じゃない。こんなことをするはずがない」

そして、彼は少し間を置いて話し始めた。

「この7年間、ずっと反省してたんだ。お前に会うために戻ってきたんだ」


翼の不安と渉への怒り

一方、みのりの息子・翼は、母の変化に敏感に気づいていた。彼は、渉(野村康太)が現れてから、みのりが笑わなくなったと感じ、渉を責める。

「渉が来てから、母さんは変わった。笑顔がなくなったんだ!」

その言葉に、みのりの胸は痛んだ。翼をこれ以上傷つけたくないという思いが強くなり、彼女は勇大との再会を拒絶する。しかし、勇大はさらに踏み込んだ。

「お前が渉と付き合ったところで、幸せにはなれないぞ」

その言葉に、みのりは決意を固めた。


町を去る決意と渉の告白

みのりは、この町を出る決意をし、渉にそのことを伝えた。しかしその時、再び勇大が姿を現し、みのりはあえてこう言った。

「私、勇大と一緒に生きていくことに決めたの」

渉は動揺し、みのりを引き止める。

「俺が守る! ずっとそばにいるから!」

しかし、みのりは冷静に答えた。

「迷惑なのよ」

その言葉に、渉は肩を落とし、辛そうに一言だけ残した。

「大好きでした」

渉はその場を去っていった。だが、みのりが言ったことは真実ではなかった。彼女は、渉と別れるために、勇大に協力を頼んでいたのだ。


悪評と理子への疑惑

その後、田口(忍成修吾)がみのりのカフェに訪れ、彼女の店に悪い評判が立っていることを伝えた。みのりはすぐに、理子(野波麻帆)が関わっているのではないかと考えたが、確証はなかったため、誰かに調査を依頼することにした。

同じ頃、理子の美容院にも悪評が広まり、娘の麗香は「不倫の子供」として友達からいじめられ始めていた。実は理子の家にも脅迫状が届いており、みのりと理子が同じ被害を受けていることが明らかになる。


犯人の正体と裕美の暴走

渉は、みのりと理子に対する嫌がらせの犯人を突き止めるため、勇大に直接問い詰めに行く。勇大が何も答えられないでいるところに、みのりが現れ、静かに告げた。

「犯人は裕美さん(麻生祐未)よ」

その瞬間、裕美は激しく取り乱し、勇大に向かって怒鳴り始めた。

「すべてあんたのせいよ! 不倫なんてするから、こんなことになったんじゃない!」

さらに、彼女は持っていた包丁を振り上げ、みのりに向かって突進した。その時、みのりを庇ったのは渉だった。彼は、みのりの前に立ちはだかり、包丁の一撃を受けてしまった。

最終話

9月30日以降になります。

スタッフコメント

最近、不倫や復讐をテーマにした作品を見かけることが多くなっていませんか?SNSでも「サレ」「シタ」といった言葉がよく飛び交っています。なぜこれほど注目されるのでしょうか。それは、多くの人が共感できる深い人間ドラマが描かれているからだと思います。

本作でも、主人公・みのりが夫の不倫によって人生を大きく狂わされ、驚きの展開が次々と続きます。ぜひ、このハラハラドキドキのストーリーを一緒に楽しんでくださいね。

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